古くから続く発酵文化が息づく京都へ、京都出身であるオーナーと一緒に「麹の歴史と魅力」を勉強しに行ってきました。
訪れたのは、伝統と革新が混じり合う3つの麹・発酵スポットである、大阪屋こうじ店、梅小路発酵所、そして蔵代味噌。
各スポットにて得たインスピレーションを新たなwelalaへのたくさんのヒントにすべく、さまざまな麹を、見て、感じて、味わってきました。
今回は、そんな「麹の旅」をレポートします。
日本伝統の麹を、もっと身近に
「甘酒や麹をもっと知りたい」
そんな一言から始まった今回の旅。
welalaでは、日々の生活に麹や発酵食品を取り入れながら、「身体にやさしく、心にもおいしい」をテーマにしています。
今回は、京都の麹文化にふれながら、これからのwelalaへのヒントを探しに行きました。
【梅小路発酵所】— 視えないもの、魅せるものー
最初に訪れたのは、京都駅近くの町家リノベ-ションスポット「梅小路発酵所」。
味噌や甘酒の販売だけでなく、発酵をテーマにしたカフェ営業も行っていて、クラシックでありながらモダンな空間です。
甘酒や梅酒、塩麹などをつくる発酵体験ができるワークショップや麹を使ったおむすびランチや、米麹甘酒のスムージーなど、気になるものがたくさんありました。
カフェスペースはとにかくおしゃれ!
私たちは、甘酒の飲み比べを選びました。
初めて飲む種類の甘酒もあり、甘酒によって異なる舌触りが楽しめました。
welalaとしても、「日常の中の発酵」をもっと身近に提案できるのでは?と、イメージが広がりました。
【大阪屋こうじ店】— 創業100年以上、麹一筋の老舗で原点を知る—
次に向かったのは、京都・西陣にある「大阪屋こうじ店」。明治40年創業、100年以上続く麹専門店です。
木桶を用いた昔ながらの製法を守りつつ、日々の温度や湿度、素材の状態に合わせた感覚の麹づくりがなされています。
米麹、玄米麹、麦麹といった種類豊富な麹が並び、それぞれ香りも手触りもまったく違うのが印象的でした。
カフェ利用もできるのですが、今回は気になった甘酒アイスクリームを購入しました。大阪屋の生甘酒(100%米麹)と生クリームのみを使用し、とても濃厚な味でした。
店内の商品は国産大豆、国産米、国産大麦など、こだわりの原材料ばかり。
素材に対する丁寧な姿勢と、一切の無駄がないシンプルな製法は、麹の深さを感じさせてくれました。
【蔵代味噌】— 町家に息づく「麹の知恵」、暮らしに寄り添う味噌のかたち —
最後に訪れたのは、京都・伏見にある「蔵代味噌(くらしろみそ)」。
伏見の静かな通りに佇む町家づくりの店舗は、まるで時間がゆっくりと流れているような落ち着いた空間です。
店先には木製の看板と白暖簾、そして大きな味噌樽と蚊取り線香。通りかかっただけでも、ふと足を止めたくなるような店構えが印象的です。
蔵代味噌は、国産原材料と昔ながらの製法にこだわった無添加・天然醸造の味噌づくりを行うブランド。
店舗では味噌だけでなく、味噌を使った調味料や、麹を活かした加工品も数多く揃っています。
白味噌、赤味噌、田舎味噌といった定番の味噌のほか、味噌ドレッシングや味噌ナッツ、甘酒商品などもあり、どれもネーミングが可愛く、贈り物にも喜ばれそうなラインナップでした。
店全体から「伝統のある味噌を楽しんでもらいたい」という想いが感じられました。
最後に
京都で出会った麹やお店は、どれも個性と工夫があり、麹や伝統に対しての想いがあたたかく、真っすぐ伝わってきました。
そこには千年以上もの間、発酵と向き合ってきた人々の想いがあるように感じました。
welalaが届けたいのは、「発酵の生活があるだけで、少し気持ちが豊かになる」そんな日常です。
京都で得たものを、また新たに大阪堀江で発信すべく、これからのwelalaに活かしていきます。
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【訪れた麹スポット一覧】
◆梅小路発酵所
京都市下京区朱雀宝蔵町44-2
https://www.instagram.com/umekoujihakkousho/
◆大阪屋こうじ店
京都市上京区浄福寺通上立売下ル大黒町682
https://www.osakaya-kouji.com/
◆蔵代味噌
京都市伏見区下油掛町186
【welala公式HP】
https://welala-koji.com/
【welala公式Instagram】
https://www.instagram.com/welala_koji